イラスト制作で最も難易度が高いとされるのが、極端な角度がついた構図です。魔女帽子のアオリ・フカンにおけるパースを理解していないと、頭部と帽子の角度がチグハグになり、見る人に強烈な違和感を与えてしまいます。
下から見上げる「アオリ構図」では、ツバの裏側が大きく露出し、クラウンの先端は奥に隠れて見えにくくなります。このとき、ツバの内周(頭が入る穴)の奥側のラインが見えるようになるのがポイントです。前髪の生え際やオデコがしっかり見えるため、帽子は後頭部寄りに深く被せるイメージでアタリを取ります。
反対に、上から見下ろす「フカン構図」では、ツバの上面が大きく広がり、クラウンの側面全体と先端が手前にせり出して見えます。この角度では、ツバがキャラクターの目元や眉を覆い隠すシャドウの役割を果たすため、ミステリアスな雰囲気を演出するのに非常に効果的です。