背番号18の威光を揺るぎないものにしたのは、プレッシャーに打ち勝ち、伝説的なピッチングを披露し続けた偉大な先人たちの存在です。
巨人の歴史を紐解けば、中尾氏、藤田氏に続き、V9時代を支えた悪太郎こと堀内恒夫氏、変幻自在の制球力で甲子園のアイドルから球界の顔へ登り詰めた桑田真澄氏、そして平成から令和にかけて沢村賞やリーグ優勝に貢献した菅野智之投手へとバトンが渡されてきました。ジャイアンツの18番は、実力だけでなくチームの品格と責任を背負う者のみに許される特別な聖域となっています。
他球団でも、西武ライオンズで「平成の怪物」旋風を巻き起こした松坂大輔氏、広島東洋カープの屋台骨を支え前人未到の記録を打ち立てた前田健太投手、オリックス・バファローズで3年連続投手4冠の偉業を達成した山本由伸投手など、日本球界を代表する名投手がこぞって18番を背中に背負い、球史に名を残してきました。
一方で、日本プロ野球のエース背番号一覧を見渡すと、球団ごとの伝統や歴史に応じた固有の看板ナンバーも存在します。
- 18番が伝統のエースナンバー:読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ(三浦大輔氏ら)、オリックス・バファローズ、広島東洋カープなど
- 独自の伝統ナンバー:阪神タイガースの「19番(小林繁氏、藤浪晋太郎投手ら)」や「29番(井川慶氏)」、中日ドラゴンズの「20番(杉下茂氏、星野仙一氏、宣銅烈氏ら)」、西武ライオンズの「47番(工藤公康氏、帆足和幸氏ら)」、東京ヤクルトスワリオズの「17番」など
このように他番号を重用する球団がありながらも、日本全体を見渡せばやはり「18」が持つ普遍的なオーラは別格の輝きを放ち続けています。