あの一言は、綿密に計算された台本から生まれたものではなかった。バイきんぐの代名詞となったギャグ「なんて日だ!」のルーツを辿ると、下積み時代の泥臭いバラエティ番組における過酷ロケに行き着く。
真冬の極寒の中で挑んだ過剰なドッキリ演出や、予想だにしないハプニングの連続。理不尽な事態に直面し、頭から湯気を立てるほどの怒りと疲弊が極限に達した瞬間、小峠英二の口から思わず飛び出したのが、あの魂の叫びだった。「理不尽すぎる状況に対する素の怒り」と「極上の笑い」が同居したこのフレーズは、視聴者の心を一瞬で掴み、お笑い界に強烈なインパクトを残すこととなった。