真相の追跡を開始すると、事態の発端は数年前まで遡る。かつて実業家として表舞台に出入していた元夫の周辺では、絶え間なく金銭的な問題が噂されていた。医療法人からの資金流用疑惑や巨大な負債を抱えているとの芸能ニュースが駆け巡り、静かな生活を送っていた南野陽子にもその影響が容赦なく襲いかかった。
長年にわたり事態の沈静化を試み、妻としてパートナーを支え続けてきた彼女だったが、限界の時は唐突に訪れた。事態の重大性を重く受け止めた末、最終的に決断されたのが離婚だった。私生活での波乱に苛まれながらも、彼女は一切の公務を放棄せず、プロフェッショナルとしての誇りを保ち続けた。その裏側にあった苦汁の決断と沈黙の意味が、今改めて浮き彫りになっている。