現代の大相撲を牽引する大関、豊昇龍智勝と琴櫻将傑。伝統ある名門の血筋や期待を背負いながら土俵に上がる彼らの双肩には、計り知れない重圧とともに、巨額の報酬と看板力士としてのプライドが宿っている。
豊昇龍智勝のアグレッシブでスピード感あふれる取り口や、琴櫻将傑の堂々たる四つ相撲は、懸賞金を大量に集める大きな要因となっている。結びの一番近くで繰り広げられる彼らの熱戦には、企業からの指定懸賞が殺到し、1勝ごとに数十万円単位の金が動く。
しかし、高額報酬の裏には常に「カド番」という過酷な現実が張り付いている。2場所連続の負け越しで大関から転落すれば、給料も待遇も一気に急降下する。豊昇龍や琴櫻が見せる鬼気迫る表情は、地位と生活、そして最高峰のプライドを死守するための戦いそのものだ。