那須川梨々さんが女子格闘技界に残した足跡は、決して「有名選手の妹」という枠に収まるものではありませんでした。RISE女子キックボクシング(RISE GIRLS POWER)の草創期を牽引した中心選手の一人として、アグレッシブなファイトスタイルでファンを熱狂させました。
プロデビュー戦となった2018年6月の大会では、高校生離れした回転力の高いパンチと卓越したステップワークを披露し、鮮烈な勝利を収めました。その後、寺山日葵選手をはじめとするトップランカーたちと拳を交え、タイトルマッチの大舞台も経験しています。
プロのリングで戦い抜いた数年間、那須川梨々の戦績以上にファンの記憶に残っているのは、判定決着であっても決して引かずに打ち合いを選択するファイティングスピリットでした。その果敢な姿は、女子キックボクシングの認知度向上に多大な貢献を果たしました。