観光情報誌を開けば「国際通りのメインストリート沿い」ばかりが取り上げられますが、食の満足度を左右する分岐点は「一本裏の路地へ踏み込めるか」にあります。目抜き通り沿いには修学旅行生向けの量産型飲食店が立ち並びますが、那覇の真髄は路地裏のカルチャーにこそ宿っています。
その代表格が、新庁舎としてリニューアルオープンを経て定着した第一牧志公設市場です。1階の色鮮やかな魚介類(イラブチャーや夜光貝)や島豚の精肉店で購入した食材を、2階の食堂街へ持ち込んで調理してもらう「持ち上げシステム(調理加工代:1人あたり約500円〜)」は健在。地元民が日常使いする刺身屋では、ワンコイン(500円前後)で新鮮なマグロや白身魚のパックが手に入り、市場周辺のオープンエアな席でオリオンビールと共に流し込むスタイルが圧倒的な支持を集めています。
さらに、食べ歩きを深化させるなら以下の3大ストリートの探索が欠かせません。
- 浮島通り(うきしまどおり):古着屋やクラフトショップに混ざり、自家製サーターアンダギーの隠れ家専門店や島野菜を使ったモダン沖縄カフェが点在。
- ニューパラダイス通り:国際通りから一本入った閑静なエリア。こだわりの自家焙煎コーヒースタンドやアグー豚を使った創作バーガーの名店が潜む。
- 竜宮通り(りゅうぐうどおり):昭和の風情を残す歓楽街でありながら、近年は若い世代によるモダンな立ち飲み屋や自然派ワインバーが進出。
メイン通りの呼び込みに足を止めるのではなく、自らの足で裏通りを開拓することこそが、那覇グルメで絶対に失敗しない鉄則です。