メインストリートの華やかなネオンから離れ、牧志公設市場の周辺や浮島通りへ足を伸ばすと、食の風景は一変する。いま注目を集めているのは、単なる郷土料理の再現にとどまらない、新世代のシェフたちが手がける琉球文化・グルメの進化系だ。島野菜の発酵プレートや、やんばる産のクラフトスパイスを効かせたタコスなど、知る人ぞ知る名店が路地裏に潜んでいる。
大手旅行サイトのTripAdvisorで上位に並ぶ有名店も魅力的だが、舌の肥えた那覇の住人たちが集うのは、看板すら控えめな小さなスタンドや小料理屋だ。Google マップを頼りに細い階段を上がった先にある隠れ家カフェでは、手作りの黒糖シロップを使ったスイーツと自家焙煎珈琲が味わえ、観光客の喧噪を忘れさせてくれる。