土の中からひょっこり頭を出すみょうがは、植物学的には「花穂(かすい)」と呼ばれる蕾の集合体です。つまり、蕾が固く引き締まっている開花直前こそが、最もみずみずしく歯ごたえが良い黄金期となります。
見極めのサインは、地表から2〜3cmほど顔を出したタイミングです。指先で軽く触れてみて、石のように硬く締まっていれば完璧な採り頃。先端がわずかでも緩んでいたり、黄色がかった花弁が覗きそうになっていたりしたら、その日のうちに収穫しなければなりません。
収穫したみょうがが「なぜか柔らかい」と感じる場合、収穫が遅れて組織が緩んだか、土壌の水はけが悪く過湿で傷み始めているサインです。地表に出てきた花芽は、気温が高い夏場だとわずか1〜2日で開花に至るため、最盛期は毎朝の地際チェックが欠かせません。