4点存在する『叫び』のうち3点が公的な展示施設に収蔵されているのに対し、残る1点(1895年作のパステル画)は個人コレクションとして秘密のヴェールに包まれている。この作品は2012年、ニューヨークのサザビーズで開催された美術品オークションに突如出品され、当時の史上最高額となる約1億1990万ドルで競売が成立し、世界中の美術関係者を驚嘆させた。
鮮烈な木製フレームと鮮烈な色彩の直線が強烈なインスピレーションを与えるこの1895年版は、実業家レオン・ブラック氏が所有していると報じられている。美術品オークションの歴史に名を刻む最高峰のコレクターズ・アイテムであり、一般の前に姿を現す機会が極めて限られた幻の一作だ。