犯罪心理学の視点から木嶋佳苗を分析すると、彼女がいわゆるサイコパス的な自己中心性と、肥大化した自己愛の持ち主であることがよくわかる。彼女にとって、他者は自己の欲望や承認欲求を満たすための道具に過ぎない。
恐ろしいのは、彼女自身が自分のつくる世界観を一切疑っていない点だ。自分は特別であり、男性から愛され、尽くされるべき存在であるという圧倒的な自己肯定感。自己嫌悪や不安に苛まれる現代人にとって、善悪の基準すら超越したそのブレない態度は、奇妙な全能感として映ってしまう。この心理的メカニズムこそが、彼女が恐怖の対象でありながら、同時に興味の対象であり続ける最大の理由である。