死刑確定囚となった木嶋佳苗の動向で最も世間を驚かせたのが、収容中に行われた複数回にわたる婚姻劇です。彼女は身柄拘束後から現在に至るまで、実に3度の獄中結婚(および養子縁組)を経験しています。
1人目の夫となったのは、一審判決後の2015年に婚姻届を提出した60代の支援者男性でした。この男性は不動産業を営む熱心な支援者でしたが、後に離婚。続いて別の男性支援者との養子縁組を経て、2人目の結婚相手と籍を入れます。
そして世間を最も騒然とさせたのが、2018年に報じられた3人目の夫の存在です。相手は大手出版社・新潮社で『週刊新潮』のデスクを務めていた吉岡栄二氏(吉岡デスク)でした。取材を通じて木嶋と接点を持った吉岡氏は、面会や文通を重ねる中で私的な関係を深め、最終的に婚姻関係を結ぶに至りました。大手週刊誌の敏腕編集者が取材対象である稀代の死刑囚と結ばれたこの事実は、出版業界のみならず社会全体に強烈なインパクトを与えました。