1999年、リーバイス・ストラウス ジャパンはアジア初のブランドアンバサダーとして木村拓哉を起用した。この歴史的なCMシリーズは、単なる広告の枠組みを遥かに超えたインパクトを社会に与えることとなる。
CM撮影の舞台裏では、彼自身の私物やこだわりが色濃く反映された。用意された衣装だけに頼らず、現場での動きやすさやシルエットの出方に合わせて裾のロールアップ幅をミリ単位で調整。過度な装飾を削ぎ落とし、素肌に直接ジャケットを羽織るような野性味あふれるスタイリングは、世界中のファッショニスタを唸らせた。
このプロモーションを機に、店頭から特定の型番が消え去る「キムタク現象」が加速。ベストジーニスト賞を5年連続で受賞し殿堂入りを果たした事実は、彼とリーバイスの絆を象徴する不滅の記録だ。