木村拓哉とフジテレビの歴史を語る上で欠かせないのが、1990年代から2000年代にかけて築き上げられた数々の伝説です。
1996年放送の『ロングバケーション』は、「月曜日の夜は街から女性が消える」とまで言われた伝説のラブストーリー。山口智子との絶妙な掛け合いと洗練された映像美は、フジテレビ月9枠のブランドを不動のものにしました。その後も1997年の『ラブジェネレーション』など、記録的な高視聴率を連発します。
そして2001年、型破りな検事・久利生公平を演じた『HERO』は、全話平均視聴率34.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)という驚異的な数値を記録。全話で視聴率30%を超えたドラマは民放史上でも極めて異例であり、木村拓哉というトップランナーの地位を揺るぎないものにしました。
ドラマだけではありません。1996年から2016年までの20年間にわたり月曜夜10時を支えたバラエティ番組『SMAP×SMAP』(カンテレ・フジテレビ共同制作)は、国内外のVIPや世界的アーティストが集う伝説のエンターテインメント空間でした。ドラマとバラエティの双方でフジテレビの黄金期を牽引した木村拓哉の存在は、まさに同局の象徴そのものだったのです。