今回の事件を巡っては、情報の発信と拡散のスピードが従来の事件報道のあり方を大きく変えた。Yahoo!ニュースのコメント欄やSNS上では、警察組織の体質を問う県内外の市民からの厳しい意見が連日溢れ、世論の批判は瞬く間に全国へと波及した。
さらにNHK NEWS WEBをはじめとする大手メディアによる継続的な追跡報道は、地方の一警察組織が隠蔽を図ることの不可能性を決定づけた。デジタル空間におけるメディアスクラムと市民による常時監視の視線は、鹿児島県警の閉鎖性を打破し、抜本的な情報開示へと突き動かす最大の原動力となったのである。