服についた墨汁の落とし方において、最も仕上がりを左右するのが発生直後の初動です。墨汁が乾ききる前であれば、繊維の奥への定着を最小限に食い止められます。
外出先や学校など、すぐに本格的な洗濯ができない場面での墨汁染み抜き 応急処置は以下の手順を徹底してください。
- NG行動:水で濡らしてゴシゴシ擦る
擦るとカーボンブラック粒子が繊維のさらに奥へと押し込まれ、シミの範囲が周囲に広がってしまいます。絶対におしぼりやウェットティッシュで擦ってはいけません。 - 正しい手順1:乾いたティッシュで押さえる
乾いたティッシュやペーパータオルをシミの表裏に当て、挟み込むように上から優しく押さえて余分な墨汁の水分を吸い取ります。 - 正しい手順2:裏側から叩いて移動させる
当て布(または折りたたんだティッシュ)をシミの下に敷き、水で軽く湿らせた別の布やティッシュでトントンと上から叩き、下の当て布に墨を移します。 - 注意点:お湯は使わない
膠(タンパク質)は熱を加えると熱凝固を起こし、繊維に強固に焼き付いてしまいます。初期対応は必ず「水または30℃以下のぬるま湯」で行ってください。