観測において最大の障壁となるのが夜空を照らす月明かりである。2026年の極大期付近は満月に近い月齢となり、夜空全体が明るく照らされてしまう懸念がある。しかし、工夫次第でこの悪条件を鮮やかに克服することが可能だ。
効果的なアプローチの一つは、月が建物の影や街頭の樹木に隠れる観測スポットを選ぶことだ。視界から月を直接遮ることで、目の暗順応を維持しやすくなる。また、あえて月が存在する方向とは反対側の空に視線を向けることも重要だ。暗闇に目を慣らすために、観測開始前の15分間はスマートフォンの画面を見ない徹底した準備が求められる。