ミスドのポケモンコラボで「ひどい」というキーワードが定着した最大の契機は、初年度となった2018年11月の先行発売時にまで遡ります。初めて登場した立体的な「ピカチュウ ドーナツ」は、店舗スタッフが一つひとつ手作業でチョコレートコーティングと顔のパーツ(目、ほっぺ、口、耳)のトッピングを行っていました。
その結果、職人の技量や店舗オペレーションの差によって、目の位置が大きくズレたり輪郭がいびつになったりする「極端な個体差」が多発。SNS上では「ミスドのピカチュウが作画崩壊している」「ホラー映画のようでひどい」といった写真付きの投稿が瞬く間に拡散し、大きなトレンドとなりました。
当時の運営元であるダスキンは事態を重く受け止め、クオリティの均一化を図るため、一部店舗での先行販売を急遽一時休止し、全国発売に向けて製造工程の再構築を行う異例の対応を取りました。現在ではマニュアルや専用ピックの改良が進み、クオリティは格段に安定していますが、当時のインパクトがあまりに強烈だったため、今なお語り草として検索され続けています。