桜井和寿の健康問題を語るうえで避けて通れないのが、2002年7月に突如として発表された小脳梗塞(しょうのうこうそく)の発症です。当時予定されていた全国ツアー「TOUR 2002 DEAR MR.CHILDREN」の中止と活動休止が報じられ、日本中に激震が走りました。
発症当日、桜井和寿は激しいめまいと吐き気に襲われ、すぐに医療機関を受診しました。幸いにも初期段階で脳の血管の詰まりが発見されたため、手術を伴わない保存療法と点滴治療、そして迅速な休養措置が功を奏しました。早期発見が極めて重要とされる脳梗塞において、迅速な初動が後遺症を防ぐ決定打となったのです。
過酷なリハビリと静養を経て、同年の2002年12月21日には一夜限りの復活ライブ「TOUR 2002 DEAR MR.CHILDREN」を横浜アリーナで開催。名曲『HERO』のリリースとともに完全復帰を果たしました。この経験を経て、桜井和寿の死生観や楽曲のメッセージ性はより深みを増し、自身の健康管理に対する意識も大きく変化したと言われています。