名優・地井武男の足跡と知られざる秘話!名作と『ちい散歩』の記憶

名優・地井武男の足跡と知られざる秘話!名作と『ちい散歩』の記憶

名優・地井武男の足跡と知られざる秘話!名作と『ちい散歩』の記憶の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

地井武男の遺作となったのが、スタジオジブリが制作し高畑勲監督が手掛けた長編アニメーション映画『かぐや姫の物語』である。彼が演じたのは、竹の中から見つけた竹ノ子(かぐや姫)を溺愛し、都で高貴な姫として育てようと奔走する「翁(おきな)」の役だった。

この作品ではプレスコ(セリフを事前に録音してから作画する手法)が採用されたため、地井は闘病生活に入る前にすべての声を吹き込んでいた。娘の幸せを心から願いながらも、時に空回りしてしまう翁の滑稽さと悲哀を、彼は声の抑揚だけで見事に表現した。試写を観た高畑監督やスタジオジブリのスタッフが、その圧倒的な演技力と声の温もりに深く感涙したというエピソードは今も語り草となっている。

山崎 陸
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山崎 陸

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