名優・本田博太郎の現在と怪演の系譜|息子・家族の素顔と噂の真相

名優・本田博太郎の現在と怪演の系譜|息子・家族の素顔と噂の真相

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本名・本田博史として1951年に茨城県水戸市で生を受けた彼は、高校卒業後に俳優を志して上京。名門・文学座の俳優養成所(演劇研究所)に入所し、徹底した発声と身体表現の基礎を叩き込まれました。しかし、彼の名が日本中に轟いた決定打は、伝説の演出家・蜷川幸雄との出会いでした。

1979年、蜷川幸雄演出の舞台『ロミオとジュリエット』において、無名に近かった本田博太郎が主役のロミオ役に抜擢されます。感情を剥き出しにし、舞台上を獣のように疾走するその演技は演劇界に衝撃を与え、同年の第17回ゴールデン・アロー賞演劇部門新人賞を受賞しました。当時のインタビューで本田は、蜷川演出の過酷な稽古を振り返り、「灰皿が飛んでくる現場で、自分の心臓をえぐり出して見せるような覚悟を求められた」と生々しい肉声を残しています。

1980年代以降はテレビドラマや映画へと進出。1997年公開の映画『北京原人 Who are you?』では、特殊メイクを施して北京原人役に挑むなど、どれほど奇抜な役柄であっても全身全霊で憑依させる姿勢を崩しませんでした。語尾が跳ね上がるような独特の台詞回し、いわゆる「本田節」は、誇張された癖ではなく、徹底的に削ぎ落とされた緊張感から生まれる計算し尽くされた間(ま)の産物です。

森 瞳
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森 瞳

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