鳴尾高校の大きな特色となっているのが、普通科内に設置された「総合人間類型」です。この類型は、教育、看護・医療、福祉、心理、地域貢献といった「人間理解と社会協働」をテーマに探究学習を深める教育プログラムを展開しています。
総合人間類型への入学は、2月に実施される推薦入試(適性検査・面接・小論文等)を通じて決定されます。普通科の一般入試に先駆けて行われるためチャンスが2回ある形ですが、例年倍率は1.2倍〜1.5倍前後と決して侮れない競争率となります。
合否を分ける推薦入試の合格基準は、中学校長からの推薦基準(評定34〜36以上がひとつの目安)をクリアしていることに加え、鳴尾高校が求めるアドミッション・ポリシーへの深い共感です。単に「学力検査を早く終わらせたいから」という安易な動機では、小論文や面接で即座に見破られます。
面接では「なぜ普通科ではなく総合人間類型なのか」「将来、人と関わる職業や地域社会にどう貢献したいのか」が鋭く問われます。教育問題や医療倫理、高齢化社会に関する時事問題に対する自分自身の意見を論理的に表現できるよう、中3の秋以降から集中的な小論文対策と模擬面接を重ねておくことが合格への必須条件です。