「レイニー ブルー」の影響力は日本国内にとどまらない。特に韓国や台湾、中国といったアジア圏において、この曲は日本のポップスの代名詞として愛され続けている。数多くの現地トップアーティストが公式にカバーし、コンサートで歌い継いできた歴史がある。
言葉の壁を越えて伝わるのは、メロディそのものが持つ「哀愁(メランコリー)」だ。東アジアに共通する、雨に対する叙情的な感覚。それが徳永の切ないボーカルと完璧にシンクロした。SNSのショート動画プラットフォームでは、海外の若いクリエイターがこの曲をBGMに使い、ノスタルジックな映像を投稿する動きが日常化している。国境も世代も、この一曲の前では無意味になる。