名球会の入会条件として長年君臨してきたのが、2000本安打記録と200勝達成基準である。このシンプルかつ明確な数字は、ファンの分かりやすさを生んだ反面、時代の変化とともに様々な歪みを生むこととなった。
特に投手の200勝達成は、分業制が進んだ現代野球において極めて困難なハードルとなっている。中継ぎや抑えの名投手がどれほど偉大な貢献をしても、勝ち星の数だけでは評価されないという問題点が浮き彫りになった。野手においても、打球処理の技術や出塁率、打撃の質といった多角的な指標が重視される現代において、単一の安打数だけで評価を決めることへの疑問符が、専門家の間から発せられるようになった。