一連の動きは、名古屋市が目指す新しい都市ブランディングの形とも合致している。単にロケーションを提供するフィルムコミッションの枠を超え、作品の企画段階から地域と映画産業が密接に連携するモデルケースが構築されつつある。
持続可能な地域創生コンテンツとしての映像制作は、一時的な観光客の誘致にとどまらない深い効果をもたらす。作品の世界観に魅せられたファンが聖地巡礼に訪れ、周辺のカフェやショップ、文化施設へ回遊する。そして地元に根付くエンタメカルチャーが若手クリエイターを呼び込み、新たなクリエイティブの連鎖を生み出していく。納屋橋が果たす役割は、まさにその好循環の起爆剤なのだ。