歴史と防災の観点からも、先進的な取り組みが目立つ。前田利家生誕の地として知られる荒子地区には、国重要文化財の荒子観音寺や円空仏など、豊かな歴史遺産が今も大切に保管されている。古き良き街並みを残しながらも、気候変動に伴う水害対策として、先進的な防災街づくりが推進されてきた。
庄内川や日光川といった大型河川に挟まれた地形的特性を踏まえ、高台まちづくりや遊水地機能を備えた大型スマート公園が相次いで整備された。各街区には太陽光発電と蓄電池を備えた地域防災拠点(防災道の駅)が配置され、万が一の水害や地震発生時にも自立的な電力を確保できる体制が整っている。歴史的景観の保全と高度な防災性能の両立は、全国の自治体からも注目を集める。