日本中を驚かせたスキャンダルの引き金となったのは、2018年4月発売の「週刊文春」によるスクープ報道でした。当時、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な姿勢を示し、リベラル系知事として全国的な注目を集めていた米山隆一氏が、大手出会い系サイト「ハッピーメール」を利用して複数の成人女性と関係を持っていた事実が白日の下に晒されたのです。
報道によると、米山氏は知事就任前から知事在任期にかけてハッピーメールを通じて知り合った女子大生らに対し、1回あたり約3万円の金銭を手渡してホテル等で会っていました。現職の知事がマッチングサイトを利用していたという事実は、政治家としての資質や危機管理の観点から猛烈なバッシングを受ける結果となりました。
米山氏自身も報道を大筋で事実と認め、金銭の授受が存在したことを否定しませんでした。政治生命を揺るがすこの一件は、単なる週刊誌のゴシップにとどまらず、地方自治体のトップが辞任に追い込まれる前代未聞の政治スキャンダルへと発展していきました。