南部広域行政組合のごみ処理施設では、処理に係る重油や電力などの光熱費高騰、さらには設備の修繕維持費の上昇を背景に、一般廃棄物処理手数料の見直しが議論・実施されてきました。従来、指定ごみ袋に入らない大型不用品を「数十円〜数百円で安価に捨てられる裏ワザ」として自己搬入を利用していた層にとって、近年のコスト推移は無視できない変化となっています。
現在適用されている糸豊環境美化センターの持ち込み料金は、搬入車両ごと計量器に乗る「台貫(だいかん)」方式による10kg単位の従量課金です。具体的には、家庭系ごみの場合、10kgあたり基本単価数十円〜百数十円規模の設定が敷かれており、総重量から車両の乾燥重量を差し引いた実重量に応じて現金精算が行われます。
ここで知っておくべきは、各市が提供する戸別収集(粗大ごみ処理券を購入して自宅前で回収してもらう方式)との経済的・労力的バランスです。以下の比較表は、自己搬入と他の処分手段における実質的な負荷を可視化したデータです。
事業系一般廃棄物の搬入に関しては、家庭系ごみよりも単価が高く設定されており、マニフェスト管理や事前の事業者登録が求められる場合があります。個人の引っ越しごみであっても、大量の廃棄物をレンタルトラック等で運ぶ際は、受付窓口で「本当に家庭から出たごみか」のヒアリングが行われるため、発生元の証明書(免許証や公共料金の領収書)を必ず持参しなければなりません。