ブロードウェイの舞台『シカゴ (CHICAGO)』での快挙も忘れてはならない。日本人女優として本場ニューヨークの舞台に立ち、ロキシー・ハート役を英語で演じ切った挑戦は、日本の芸能界の歴史においても極めて異例の偉業であった。華やかなダンス、鋭い歌唱、そして客席を一瞬で魅了するオーラ。
身体の負荷や言語の壁という過酷な試練を乗り越え、何度も本場の舞台を踏みしめた経験は、彼女の表現力に唯一無二の奥行きをもたらした。怪我や病魔との闘いを公表しながらも舞台に立ち続けた凄まじい執念。その表現者としてのストイックな生き様は、今や国籍やジャンルを超えた多くの人々を惹きつけてやまない。