二人の原点といえば、2003年に放送されたNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』での共演に遡る。市川海老蔵(十三代目市川團十郎)が主演の宮本武蔵役を務め、米倉涼子がヒロインのお通役を熱演。当時の撮影現場は、若き才能が激突する独特の緊張感に包まれていた。
当時の番組スタッフはこう振り返る。「海老蔵さんの圧倒的な殺陣と存在感に食らいつくように、米倉さんも情熱的な演技を見せていました。長期間に及ぶ時代劇のロケ現場で、二人が演技論を戦わせながら次第に打ち解けていった姿が鮮明に残っています」。過酷な現場をともに乗り越えた経験が、二人にとって特別な連帯感を生んだのは間違いない。