長年にわたって標準化された技術でありながら、ユーザーが実際に触れる操作インターフェース(UI)はサービスごとに異なる。これが誤送信を誘発する一因ともなっている。例えばGoogleが提供するGmailのWeb版では、新規作成画面を開いた時点ではCCとBCCの入力欄が隠れており、右上のボタンをクリックして初めて表示される構造だ。
一方、Microsoftの flagship ツールであるMicrosoft Outlookでは、送信フォームの設定によってBCC欄が常時表示されない場合があり、ユーザーが明示的にオプションから追加設定を行う必要がある。さらに、国内で根強い利用者を抱えるYahoo!メールや、Apple製品に標準搭載されているApple Mailでも、アドレス入力時のオートコンプリート(自動補完)機能が強力に働くため、意図しない宛先が誤ってCCに挿入されるミスが後を絶たない。各クライアントの特性を理解しておくことが事故防止の第一歩となる。