2026年秋から段階的に進められたヤマト運輸と日本郵便の業務提携により、長年親しまれてきた「ネコポス」は「クロネコゆうパケット」へと移行しました。この物流改革は、トラックドライバーの時間外労働上限規制に伴う「物流の2026年問題」を乗り越えるための構造的転換であり、2026年現在の配送エコシステムに明確な変化をもたらしています。
最大の変化は、荷物の引き受けから配達完了までのリレー構造です。従来のネコポスは、ヤマト運輸が預かり、自社の宅急便ネットワークを使って翌日(一部地域除く)にポストへ投函していました。しかし、クロネコゆうパケットでは「ヤマト運輸が荷物を引き受け、日本郵便の配送網に引き渡して郵便局員がポスト投函する」という協業オペレーションを採用しています。
これに伴い、メール便の日数と届くまでの期間に変化が生じました。旧ネコポス時代は宅急便と同等の翌日スピード配達が基本でしたが、郵便局の引受・仕分け工程を挟むため、発送から到着まで概ね2日〜4日程度(遠隔地や離島は数日追加)の日数を要するスケジュール感へと移行しています。急ぎの商材や納期指定がある荷物を発送する場合は、このリードタイムの差を計算に入れて運用しなければなりません。