世間が抱いていた不信感を決定的に覆したのは、加藤茶を襲った深刻な健康危機だった。パーキンソン症候群による手足の震えや急激な衰弱に見舞われ、一時は会話すらままならなくなった夫を前に、彼女は覚悟を決める。ただ看病するだけでなく、病気と身体の仕組みを根本から理解するため、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、さらには国家資格である介護福祉士の取得へと突き進んだ。
メディアでは語り尽くせなかった未公開の夫婦秘話がある。加藤茶が最も体調を崩していた時期、夜中に何度も目を覚ます夫の呼吸を確認しながら、彼女は「私がこの人を絶対に元の元気な姿で舞台に戻す」と毎晩心の中で誓っていたという。寝返りの介助から日々のバイタルチェックまで、決してプロ任せにせず自らの手で行った徹底的なケア。夫が再びマイクを握り、軽妙なギャグを飛ばせるまでに回復した奇跡の裏には、教科書通りの介護を超えた深い愛情の交換があった。