既存メディアが自ら課した口封じの呪縛に苦しむ中、その隙を突いて突如現れたのがガーシー(東谷義和)氏による暴露動画だった。従来であれば揉み消されていたはずの芸能界の裏情報が、ネットを通じてダイレクトに一般視聴者へ拡散されたショックは計り知れない。法的・倫理的リスクを孕みながらも、彼が提示したスタイルは、既存の芸能ジャーナリズムがいかに無力化していたかを皮肉にも浮き彫りにした。
ガーシー氏の登場以降、タレコミの経路は劇的に多様化した。大手メディアを仲介せずとも、個人の発信によって瞬時に社会的影響力を持てる時代が到来したのだ。これにより、テレビ局や事務所による事態の火消し工作は即座に見破られ、従来型の「裏取引による口止め」は急速に効力を失っていった。