2000年代初頭、夜の報道番組『ニュースJAPAN』のキャスター席に座る彼女の姿は、当時のテレビ界に鮮烈なインパクトを与えた。「斜め45度」のアングルと、感情を抑えた淡々としつつも芯のある語り口。ハーフタレントという枠組みに収まることなく、「知性派キャスター」としての独自ポジションを瞬く間に確立した。
フランス人の父と日本人の母を持つ背景は、彼女に複眼的な視点をもたらした。単にニュースを読み上げるだけでなく、言葉の裏側にある文化背景や社会構造へ目配りする姿勢。それはのちに彼女が歩むことになる、ジャーナリズムとソーシャルアクションを横断する稀有なキャリアの原点となった。