若き日の竹野内豊は、まさに時代のアイコンだった。1996年の伝説的ヒット作『ロングバケーション』で見せた奔放な弟役、そして翌年1997年の『ビーチボーイズ』で見せたクールで知的なエリートサラリーマン役。ワイルドな髭と憂いを帯びた瞳は、当時の若者文化を牽引し、社会現象を巻き起こした。
大手芸能事務所「研音」の看板俳優として、数多くの名作ドラマを牽引。彼が画面に映るだけで漂う独特の空気感は、単なる二枚目俳優の枠を大きく飛び越えていた。共演者キラーと噂された時期もあったが、浮ついたスキャンダルは極端に少なく、徹底して作品の世界観を守り抜くストイックな姿勢を崩さなかった。