「局アナとして知名度を上げ、30代手前でフリーへ」——長年機能してきたこの黄金パターンは、すでに過去の遺物と化した。芸能界全体がコスト削減に舵を切る中、フリーアナウンサーのギャラ相場は暴落。特別な武器を持たないままフリーになれば、居場所を失うリスクの方がはるかに高い。
テレビ放送業界の制作現場では、高額なギャラを支払ってフリーを起用するよりも、使い勝手が良くコンプライアンス意識の高い局アナを重宝する傾向が強まっている。独占スクープとして囁かれるフリー転身の噂も、実際には「局に残るか、完全に業界を去るか」の二者択一を迫られた結果であるケースが増えているのだ。