「ラッシングベルトがあるなら、ロープなんて不要では?」そう考える人も多いだろう。確かにラチェット式のベルトは誰でも簡単に締められる。しかし、プロの意見は異なる。ベルトはかさばり、雨や紫外線で劣化しやすい。また、不揃いな形の荷物に対しては柔軟に対応できないという弱点がある。
一方で、一本の麻ロープやポリエチレンロープは、どんな形状の荷物にも完璧にフィットする。コストも圧倒的に安い。現場のベテランは、精密機械にはベルトを使い、木材や不揃いな廃材、あるいは急な悪天候での補強には迷わずロープを選択する。この使い分けのセンスこそが、一流の証なのだ。