音楽評論家の間でも、この逆走現象は注目を集めている。一般的にシングルのB面(カップリング曲)は、コアなファン向けに作られることが多いが、back numberに関してはその法則が当てはまらない。彼らのカップリングには、A面曲以上に実験的で、かつストレートな感情が込められた名曲が数多く眠っている。
タイアップなどの制約が少ない分、アーティスト本来の生々しい感性がそのままパッケージされているのだ。「君の恋人になったら」が持つ、飾り気のない剥き出しのポップセンスこそが、10年経っても風化しない最大の理由だろう。