ここで見落としてはならないのは、日本の若い女性たちの間に根強く残る「痩せ信仰」への影響だ。愛沢えみりのようなトップインフルエンサーが極限の細さを維持し続けることは、知らず知らずのうちにフォロワーに対して「細くなければ美しくない」という無言のメッセージとして伝わる危険性も孕んでいる。
厚生労働省なども警鐘を鳴らす若年女性の痩せ傾向だが、メディアやSNSが作り出す「美のロールモデル」がその一翼を担っていることは否定できない。彼女の美しさを称賛する一方で、その裏にある努力や体質の違いを無視して形だけを真似ようとすることの危うさについて、私たちはもっと自覚的になるべきかもしれない。