重厚な人間ドラマの代名詞であるTBSテレビの日曜劇場は、今期、完全に勝負に出た。主演に抜擢されたのは、表現者としての凄みを増し続ける目黒蓮。彼が挑むのは、巨大組織の闇と個人の信念が激しく衝突する本格サスペンスドラマだ。これまでの王道ヒーロー像を覆す、影を背負った主人公の冷徹な眼差しが物語の緊張感を極限まで引き上げている。
幾重にも張り巡らされた罠と、裏切りが連続するプロット。日曜の夜にふさわしい重厚なトーンを守りつつも、次々と定説が覆るスピーディーな展開は往年のファンだけでなく若い世代の視線も釘付けにする。一瞬の気の緩みも許されない心理戦の行方に、毎週息を呑むことになるはずだ。