マルジェラのタグには、完全に真っ白なタグだけでなく、0から23までの数字が並んだ通称「カレンダータグ」が存在します。両者の関係性を理解することは、ブランドの歴史を紐解く上で欠かせません。
1988年のブランド設立当初は、すべてのアイテムに文字のない無地白タグが使われていました。その後、コレクションが多角化するにつれて、1990年代後半から数字でコレクションを分類するメゾンマルジェラタグの種類一覧(ナンバリングシステム)が導入されました。
マルジェラカレンダータグとの違いとして特筆すべきは、ライン1(女性のためのコレクション)では現在でも「文字が一切書かれていない無地白タグ」がシンボルとして継続採用されている点です。カレンダータグが機能的なインデックスであるのに対し、白無地タグはメゾンの原点たる前衛精神を今に伝える特別な存在なのです。