マンゴーアレルギーの診断を難しくしている要因が、発症パターンの二面性です。アレルギー反応には、食後すぐに症状が出る「即時型」と、時間が経ってから症状が表面化する「遅延型(遅発性)」が存在します。
即時型はIgE抗体が関与し、食後30分以内に口の痒み、全身の蕁麻疹、呼吸困難、さらには血圧低下を伴うアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。一方で、マンゴーで極めて多いのが細胞性免疫による遅延型の接触皮膚炎です。果実を口にしてから24時間から48時間(場合によっては数日)が経過した後に、唇の皮が剥ける、口の周りが赤くただれる、激しい痒みを伴う小水疱ができるといった症状が現れます。食べた直後には何事もなかったため、数日前のマンゴーが原因だと気づかないケースが少なくありません。