本作は、格闘技界の頂点へと駆け上がった那須川天心選手の幼少期からジュニア時代、プロデビューに至る激動の半生を描いた本格ノンフィクション・スポーツ漫画です。週刊少年サンデーでの連載時から大きな話題を呼び、単行本化以降も格闘技ファンのみならず幅広い読者層から高い支持を集めています。
物語の始まりは、内気で泣き虫だった幼少期の天心少年が、礼儀作法を身につけさせるために極真空手の道場へ入門したことでした。当初は試合で負けてばかりだった少年が、いかにして同世代のライバルを圧倒し、数々のタイトルを総なめにする怪物へと変貌を遂げたのか。その成長プロセスが、息をのむ画力と綿密な取材に基づいて描かれています。
最大の見どころは、フィクションのバトル漫画を凌駕する圧倒的なリアリティです。少年期の那須川天心が味わった最初の敗北、そこから火がついた父子の執念、そして格闘技界を揺るがす存在へと進化していく過程は、読む者の胸を熱く揺さぶります。