麻生太郎氏の「家」が単なる豪邸の枠を超えて語られる最大の理由は、日本の近現代史そのものを体現する規格外の家系図にあります。
麻生家の起源は、高祖父である麻生太吉が筑豊の地で庄屋・名主の家柄から身を起こし、石炭採掘事業で莫大な財を成して「麻生財閥」の礎を築いたことに始まります。太吉は炭鉱だけでなく鉄道、銀行、電力など多角化を進め、貴族院議員も務めました。
さらに母方を辿ると、日本の近代政治史を彩る超一級の血脈が合流します。
- 祖父(母方):戦後復興とサンフランシスコ平和条約締結を主導した名宰相・吉田茂元首相
- 曾祖父(母方):明治・大正・昭和の元老・内大臣を歴任した牧野伸顕
- 高祖父(母方):明治維新の三傑の一人である大久保利通
- 曾祖父(父方):自由民権運動の闘士であり実業家の竹内綱、政治家で男爵の加納久宜
また、麻生太郎氏の実妹である信子さまは、昭和天皇の甥にあたる三笠宮寛仁親王とご成婚されました。これにより、彬子女王殿下、瑶子女王殿下の伯父にあたる立場となり、麻生家は皇室の親戚という極めて高い家格を持つに至っています。
皇室典範の改正論議や旧宮家男系男子の養子縁組に関する自民党内の取りまとめにおいて、麻生氏が重要なパイプ役・重鎮として影響力を発揮する背景には、こうした歴史的血統と皇室との深いつながりが厳然として存在しています。