デビュー曲『コーヒーが飲めません』の最大の魅力は、思春期特有の「早く大人の階段を登りたいのに、現実が追いつかない」というもどかしさを描いた歌詞の世界観にあります。ブラックコーヒーをスマートに飲み干す大人の男性に憧れつつも、一口飲むと「やっぱり苦くて無理!」と悶絶してしまうユーモラスな情景は、10代前半のメンバーが多かった当時のM!LKだからこそ説得力を持って表現できました。
公式MV(ミュージックビデオ)でもそのコンセプチュアルな魅力が存分に発揮されています。純白の衣装に身を包んだメンバーたちが、巨大なコーヒーカップのセットの前で苦悶の表情を浮かべたり、キュートな笑顔を振りまいたりと、豊かな表情変化が堪能できる仕上がりです。コーヒーカップを両手で持って飲む仕草を取り入れたキャッチーな振付は、ファンがライブ会場で一緒に踊れるキラーチューンとしての基盤を築きました。