「革マル派」こと日本革命的共産主義者同盟革マル派と、「中核派」こと革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)は、かつて「革命的共産主義者同盟(革共同)」という同一の母体から派生した兄弟組織である。しかし、両者の決定的な違いは、運動における「対立の優先順位」と「革命の優先戦術」にある。伝統的なマルクス・レーニン主義の解釈を巡り、同胞であったはずの二大勢力は決定的な破綻を迎えた。
革マル派は「理論の純粋性」と「組織防衛」を最優先に掲げる。対する中核派は「大衆的実力闘争」と「武装闘争」を徹底重視した。前者が組織の基盤固めや党建設、知的思索を好むのに対し、後者は現場での激しい街頭闘争や直接行動へと傾斜していった。この戦術論の違いこそが、後に凄惨を極めた血の惨劇へと至る不可避の対立軸となったのである。