時計の針を巻き戻せば、2011年に社会現象となったドラマ『マルモのおきて』に行き着く。幼い芦田愛菜と鈴木福が見せた健気な演技、そして大ヒット曲『マル・マル・モリ・モリ!』に合わせて踊る愛くるしい姿は、空前のブームを巻き起こした。国民的子役としての地位を確立した二人の活躍は、当時の人々の記憶に深く刻まれている。
だが、彼らの本当の凄さはその後の歩みにあった。ブームの熱狂が去った後も、子役の枠組みに甘んじることなく地道な努力を継続。役者としての表現の幅を広げ、困難な役柄に挑み続けることで、一過性のスターではなく息の長い本物の俳優へと脱皮を果たしたのだ。