面接室へ案内され、面接官から書類の提出を求められた瞬間、どのような所作が正解なのだろうか。基本的な流れはシンプルだが、焦りから生じる予期せぬ落とし穴が存在する。まず、封筒から履歴書(クリアファイルに入った状態)を取り出し、封筒の上に重ねて両手で差し出すのが正攻法とされる。このとき、相手から見て文字が正しい向きになるよう180度回転させて差し出すのがビジネスマナーの黄金律だ。
しかし、実際の現場でよく見られる「評価を下げる落とし穴」がある。例えば、カバンからクシャクシャになった封筒を取り出す行為や、机越しに片手でひょいと差し出す仕草だ。また、「封筒ごと渡すのか、中身を出して渡すのか」を相手の指示を待たずに独断で判断してしまうケースも目立つ。「封筒のまま頂戴できますか」と声をかけられた場合は、無理に中身を出さず、封筒ごと向きを整えて両手で渡す柔軟性が重要になる。