この施設が他の商業モールと一線を画す最大の理由は、エンターテインメントと公共知の圧倒的な融合にある。上階に位置するシネマコンプレックス「シネマサンシャイン藤枝」では最新のエンタメ作品が上映され、同じ館内には「藤枝市立駅南図書館」が静かに佇む。
一般的なショッピングモールであれば、採算性を最優先して物販店舗を敷き詰めるのが常石だ。しかしここでは、静かに本を開く空間と、映画の余韻に浸る空間が隣り合わせに存在する。館内のカフェで借りたばかりの本を読みながらコーヒーを飲む人の姿は、この街の日常的な風景としてすっかり定着した。官民が手を組んだからこそ実現した、理想的なサードプレイスの姿がそこにはある。